アラート

2009年もウイルスは増加の見込み(Alert By G DATA)

オリンピックや世界同時不況に便乗したウィルスの爆発的な増加を始め、史上最悪のウィルス発生件数となった2008年であったが、まもなく新年を迎えるにあたり、2009年のウィルス発生数はどうなるのか関心が集まる。
世界的セキュリティベンダーG DATA Softwareが2009年を予測する。

2009年の展望 By G DATA Software

(ネット犯罪は百花繚乱)
ネット犯罪は、これまで以上に、多様な動きを見せると推測されます。新たな経済活動として形をしっかりと整えつつあり、一般的な経済活動と同様の分業体制をとっています。たとえば、ディーラーがおり、サービス提供者がおり、マーケティングのプラットフォームがあり、スペシャルオファーがあり、アフィリエイトプログラムがあり、専門家による推薦があります。「プロバイダ」のためのツールも充実しており、手軽にツールを入手できます。このツールを使えば、スパムを送ったり、フィッシングサイトを作成したり、マルウェアを拡散させたりすることが、簡単にできるようになります。それゆえ、来年には更に、多くのパソコンがボットネットに統合されて、その結果データが盗まれ、アドウェアがユーザーの元に次々と送り込まれる恐れがあるでしょう

しかしながら、政府ならび公的機関による規制が今後強化される可能性もあります。たとえば、多くのネット犯罪者たちがドメインを登録していたEstDomains社(エストニア)の業者認定の取り消し(2008年11月)や、ボットネットの指令サーバーの多くをホスティングしていたとして大手プロバイダから警告を受け結局は閉鎖に追い込まれたMcColo社(米国)の例(2008年12月)などの動きが、今後も期待されます。少なくともスパム抑制には、ある程度の効果があることでしょう。しかしサイバー犯罪者たちは狙いを変え、代わりにインスタントメッセンジャーやフォーラム、ブログへのスパムへと移行するに違いありません。

(インターネットの地雷原:ブラウザから一気に侵入)
来年、ウイルスが侵入する最大の経路は、ブラウザとそのコンポーネントとなるでしょう。セキュリティホールの数が少なくなったとしても、結局はその数少ないセキュリティホールを狙ってくるでしょう。しかもきわめて短期間に集中攻撃をしてくるでしょう。マルウェアは単体ではなく統合された形で配置され、たとえば、ユーザーがページを呼び出すときに、それとは気づかれずに感染させると予測されます。このような「ドライブバイ」型のウイルスが激増し、特に、Web 2.0タイプのサイトやフォーラム、ブログが、マルウェアやスパムメールの拡散に利用される機会がなお一層増えることでしょう。ユーザーのクリックを乗っ取る「クリックジャック」のように、新たな抜け道もたえず発見されており、Google Docsのようなウェブアプリケーションは、いろいろな情報が保存され
ているために、データ窃盗犯の格好の餌食となっています。

(続く)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 2009年もウイルスは増加の見込み(Alert By G DATA)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://antivirus-news.net/mt-tb.cgi/397

アラート トピックス