相手のコンセンサスを得るための、効果的なフレーズを各国別に紹介したジョークがZDNet Japanにポストされていたので、紹介したい、
だいたい、みなさん、そーされています。 - 八木大造(Daizo Yagi) - ZDNet Japan
唯一神(ゴッド)のいない日本にとって、「世間様の目」こそは最高位に位置する価値基準である。手慣れた営業マンなら、乗り気になっていながら、今ひとつ煮え切らない顧客に対して、追い込みをかけるフレーズは「だいたい、みなさん、そーされています」であろう。
当サイトは、セキュリティ/ウィルス対策のサイトなので、ここでウィルス対策ソフト選択の話をするならば、まだウィルスの挙動が(現在に比べて)微笑ましかった90年代末頃には、「マカフィー使っていないと恥ずかしいから」という理由で、マカフィー社の製品を使っているユーザーが多かった。
その後、ウィルスの種類も増え、挙動も凶悪化するにつれて、メーカー製のパソコンにはウィルス対策ソフトがバンドルされるようになり、なんとなくプリインストールされている製品を、そのまま使い続けるようになった。これも同じく「だいたい、みなさん、そーされています」という筋の選択だ。
さらに時代は下り、ウィルスも百花繚乱なら、ウィルス対策ソフトも百花繚乱の時代を迎え、「みんなはどうしているのか」わからなくなっているのではないだろうか。
会社でもパソコンが支給され、会社のパソコンにインストールされているメーカーのパーソナル版を家庭でも使い続けているユーザーがいるかと思えば、無料のアンチウィルスソフトで良いとするユーザーもおり、相変わらずのプリインストール版を使い続けるユーザーもいる。
まもなくマイクロソフトの無料版アンチウィルスソフトベータ版がリリースされるが、正式版リリース後、ユーザーの選択がどのようになるのか未知数である。
「MS純正の無料版で十分」とするユーザーもいれば、未知のウィルスが現れて純正アンチウィルスソフトが対応できていないので、「それ見たことか」とばかりに、信奉するサードパーティのアンチウィルスソフトを使うユーザーもいるだろう。
これは「だいたい みなさん そーしています」の基準がどこに置かれるかにかかっていることになろう。
(編集部 大河秀明)
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