セキュリティベンダー G DATA Softwareの発表によれば、6月度の新規マルウェア数はやや原則化しつつあるが、依然として過去最多を更新中であることが明らかになった。
6月度の新種マルウェアの発生数は、83,072種となっている。3月度がピークで113,046種、その後減少傾向にあり、4月度が93,785、5月度が91,691種となった。しかし、それでもまだ、このまま同じように推移すると年間で100万種以上が発生することになる。
ウイルス群別トップ5
1 ブザス(Buzus) 5.2%
2 ビフローズ(Bifrose) 5.1%
3 フピゴン(Hupigon) 4.3%
4 マガニア(Magania) 3.5%
5 ポイズン(Poison) 2.5%
(2009年6月、G Data SecurityLab調べ)
次にプログラムコードの類似性に従ったウイルス群別でみた場合の発生率は、先月5位(2.7%)だったブザスが1位(5.2%)に上昇した以外は、すべて先月と入れ替わった。
「ブザス」は、改ざんされたサイトやメールの添付ファイルから感染し、脆弱性を狙ってセキュリティ設定を変えキーロガーなどを呼び込むトロイの木馬型ウイルスであり、クレジットカードやオンラインバンキング、メールアドレス、FTPのIDとパスワードなどの個人情報を盗むのに用いられる。
「ビフローズ」はバックドアで、感染したPCにアクセスしIRCサーバに接続できるようにする。
「フピゴン」もバックドアで、ウェブカムを利用してキー入力データを記録しスクリーンショットを撮ろうとする。
「マガニア」は中国産のトロイの木馬型で、台湾のマガニア社のオンラインゲームのパスワードを盗むために用いられる。メールの添付ファイル(.rar)に紛れて侵入し感染させ、バックドアを仕掛けると同時にインターネットエクスプローラーにDLLを登録し攻撃者がいつでもネット利用をモニタリングできるようにする。
「ポイズン」は、バックドアで、認証されていなくともリモートでアクセスできるようになり、たとえば回線速度を遅くさせるなどのDDos攻撃に用いられる。
そして、6月には騒動になったGENOウィルスが蔓延した。
まずは脆弱性の解消と各種アップデート、適切なウイルス対策ソフトの使用など、基本的なセキュリティ対策を行うことが推奨される。
(編集部 大河秀明)
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: 6月度のマルウェア状況 新種マルウェア発生数はやや減速化するも過去最多を更新中(G DATA Alert)
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://antivirus-news.net/mt-tb.cgi/644